柔整コラム

2011年9月 5日 月曜日

ミスティリアス (摩訶不思議) な柔道整復師というお仕事

 仮にその場所を九州一の歓楽街・博多は中洲界隈とする。中堅クラスのお店で水割りかなんかを軽く召し上がりながらお店の女の子相手に「オレはギックリ腰を一発で治せるぞ!」とか「オレの手は神の手だからレントゲン撮らなくったって骨折だって朝飯前だ!!」などと大声で自慢しながら熱く語る餃子耳の太った男たちに出くわしたらそれは間違いなく柔道整復師というお仕事の人たちである。
又、同じく「健保組合が受診照会をするにあたって民間の企業に調査の外部委託を行っているけどこれって個人情報保護法に抵触する可能性があるよね。厚労省から通達も出てるし...」とか「交通事故患者の診断書を警察が整復師診断書だから受理しないのは昭和32年最高裁判決を知らないのか検察の提灯持ちをしているのか、どちらにせよ法の321条に抵触する事で営業妨害と名誉毀損になりかねないよね...」なんて話をしている人を見かけたらこの人たちもまぎれもなく柔道整復師というお仕事の人たちである。
 さて、この「柔道整復師」というお仕事、関係者の間では柔整(jyu-sei)の通称で呼ばれているものの世間一般の方々にはほとんどなじみがない。
実は、接骨院、整骨院の先生として全国的に国民の間に浸透していて、ちゃんと国家資格を持った医療従事者であるにも関わらず、その資格の実態はほとんど知られていないのが現実である。
法令にのっとった正しい名称なのにこの知名度の低さは他の業界と比べても突出している。
この柔整というお仕事......ある時は医師と同等の扱いを受けたかと思うとはたまたある時は無資格者である整体師と一緒にされてしまったりする。
しかしその実、医師でもなければ整体師でもない。
その資格は様々な制度利用を獲得しているにもかかわらず、柔整師自身その事を知らないまま今まで歩んできた。
その為、実態を正しく理解されないまま各方面からのバッシング(迫害)を受け社会的地位の向上・知識や技能の発展の芽を摘み取られてきた...そうした環境にもかかわらず国民からの信頼と支持は向上し続けている。
柔道整復師とはそんなミスティリアス(摩訶不思議)なお仕事として世の中に存在するのである。

投稿者 協同組合日本柔整総研

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